夢の中/松本 卓也
 
寒い
寒い
何がって問いかけ
何をって積み上げ

ああもう
おどろおどろしい
現実を積み上げた笑い声と
現在を重ね合わせた経験則であるとか

何を
何かを
ぶつくさと呟きながら

喉に触れると腫れ上がった扁桃腺
手を伸ばせば明日は目的をくすぐって笑う
いやだなって

もうくるえるようなせんたくしをあたえていただきたいなど
なんどめかなんかいかなんでおれにあたえるか
ああもうつごうよくかなでたぜつぼうにこどくのこえがかさなり
しらんふりしながら今日に投げかけた疑問を咀嚼する一日

終えるんだね








定かでない掛け声が巡ったと
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