ハムスターのいる朝/朧月
 
ドアをあけたらまた今日でした
かわらない君がいて
少しほっとする

ハムスターにエサあげて
いわれて小さないのちにむきあえば
もっとやさしくしてくれと
するどい爪でひっかかれた

きのうとどうちがうのかなんて
かんがえながら歩いてる
はじまることがあたりまえだなんて
いつからおもったのかな

しずかだな
世界はいつだって
わたしにとって静かだけれど
さめた冷たさ感じる

ほほをふくらませ
ハムスターはからからまわす
あしの下に
地球をふんで
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