花びらの荷づくり/
あ。
あたたかくなり
さむくなり
三寒四温、
ひたひたと通り過ぎていく
少しずつ少しずつ
軽くなる空気、
匙でもきっとすくい取れないほどの
柔らかさ
季節の帯の端と端を繋げる
何度も何度も
数え切れない繰り返しで
また、やってくる
種だった頃のことは忘れました
これから咲くことが全てです
大事なものはつめこみました
そして、誰かの手をつたって
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