無題/seniri
 
叫びたくない
冷え冷えとした悪意をみつめて
両手であたためるまで
ほんのひとつだけ

何も考えずに 声を
聞いていたいときがある
新しくなることを
いつまでも願っているだけでは
何も変わらなかった
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