山中/
灰泥軽茶
っとしていると
自然に力が湧いてくる
山の斜面を登りやみくもに歩いていくと
ぽつんと山小屋が現れる
人の気配はしないが
自分の現在地が判り歓喜する
しかしここからまだ町に降りなきゃ行けない
力尽きぼうっとしていると
また自然に力が湧いてきて
ゆっくりと歩きはじめ
山道から舗装されたアスファルトに降りたつ
私は夜空の星を眺めながら町の明かりを眺めながら
ただただ感謝し帰途に着く
戻る
編
削
Point
(5)