山中/灰泥軽茶
 
っとしていると
自然に力が湧いてくる

山の斜面を登りやみくもに歩いていくと
ぽつんと山小屋が現れる
人の気配はしないが
自分の現在地が判り歓喜する

しかしここからまだ町に降りなきゃ行けない
力尽きぼうっとしていると
また自然に力が湧いてきて
ゆっくりと歩きはじめ
山道から舗装されたアスファルトに降りたつ

私は夜空の星を眺めながら町の明かりを眺めながら
ただただ感謝し帰途に着く









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