毛皮裸でコンビニ/瓜田タカヤ
 
の洋服に運動靴を濡すり付ける
彼らの
妄想内では落ちついた司令官が次の行動の選択肢を公表する

この3人は野外へ移動する
地元中学生は司令官の指示に従わなければいけない
連れ出される彼女は「ばれちゃった」とつぶやき

真昼の
田舎の
さびれた繁華街へと逝く

こっちだと言う声が聞こえる

俺たちは
いつか死ぬことを知っているし
明日も何も起こらないことを知っているから

こっちだと言う声が

 聞こえる
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