走れ私/コーリャ
 
私は歓喜した。私は恋愛がわからぬ。私は非リアである。詩を書き、文学を読んで暮らしてきた。私は硬派である。コーヒーはブラックしか飲まない。そんな私が女子から一粒のチョコをもらった。オリゴ糖入りで頭がすっきりするという。口に含んだら甘やかに溶けていった。頭がすっきりした後、私はうれしがっていて、あまつさえ女子のことがすきだ、と気づいた。私は深く恥じ入った。

どうもさいきん頭がすっきりしないので、件のチョコを購うためにampmに入った。似たパッケージが陳列されているなか、そのチョコは売られていない。それから、セブンイレブン。ポプラ。デイリーヤマザキ。二件目のセブンイレブン。サンクス。そして二件目の
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