わたし/
石川和広
凍えるわたしのか らだには 血が通ってる とがる まがる 川べりに出る前に 無限のでこぼこ ぢめんがあるの せめてものおおいなる恩寵 セーターの匂いは まぎれもないわたし だ が 感じるわたし くも あられもない姿 あられは吹かない 重すぎて軽くなり 暖房をつけて きまじめなざれごと どうしたことだ キメの細かいか わたしの感受
窓がくもる 息が通う 息詰まり いきしに 安息に どんぞこ
天井の染み はたして幸せの 煉獄 宇宙だし
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