僕が思う現代詩と合唱の関係について(8)/赤青黄
の最先端の文学を鑑賞方法も分からぬま
ま理解できる訳がない。
小説ならば、全てを読み終えるのに時間が掛かるから読み始めは鑑賞の仕方が分からなく
ても、読んでいる間に鑑賞の仕方を掴める可能性は十分にあるが、一読に十分も掛からな
い現代詩ではぱっと見でその詩をいきなり鑑賞できる筈がない。結果「難しくて俺にはわ
からない」という答えが読み始めから十分足らずで返ってきて「はいおしまい」と、なっ
てしまう。
ところが合唱では、1つの詩を鑑賞する時間はたっぷりあるし、しかもその詩を対峙しな
ければならない(いや格闘しなければならないの方があっているか)状況に置かされるから
「はい
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