戯曲(習作つづき3)/星☆風馬
いつもみんな笑ってて、お母さんだって愛しているし、聖子だって愛しているし、お父さんもきっとわたしたちを愛してくれていて、、、えーん(泣く)」
父 「おい、聖子。泣くなよ。冗談だよ。冗談」
龍児 「しかしいくら優等生で頭がよくても父親が家族ほっぱらかしてジョウハツしたなら、そりゃ、すくいようのない一家だな」
父 「やめろ、薫。泣いてるだろが」
母 「お父さんは絶対帰って来るもん(龍児をにらむ)」
龍児 「相手にしてらんねえ。おい、与志、行こうぜ」
父 「バカ、おまえ、言いすぎだ」
龍児、父退場
母 「お父さんは昨日も帰ってこなかった。おとといも。その前も。お父さん
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