戯曲(習作つづき3)/星☆風馬
母、作文用紙を持って立っている
龍児、父、座っている
せむし、椅子に座っている
母 「将来の夢。六年一組、三浦聖子(ともこ)人はいつか死にます。死んだら三次空間を抜けて幻想第四次空間に行きます。天上界につづく列車の中でジョバンニに渡された切符は、その最後まで行ける切符でした。銀河鉄道には宝石や見たこともない動物たち、リンゴなどあり、何も不自由なものはありません。途中で下りていく人たちは用事があって下りていくのです。お母さんに会うためだとか天上界での仕事をするためです。ジョバンニは毎日夜遅くまで活字をはめ込む仕事をしていて、学校ではいつも眠たくぼんやりしていました。みんなが仕事をし
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