僕が思う現代詩と合唱の関係について(7)/赤青黄
僕が思う現代詩と合唱の関係について(7)
僕の部では合唱曲を一から作り上げて行くとき、必ずと言っていいほど、最初の一週間は
絶対に苦労する。その曲が難しければ難しい程。
なぜなら全くその曲に込められた音の意図がチンぷんかんぷんだからである。
難解な詩、難解な音、難解なディナーミクや音楽記号との絶え間ない格闘…海外作品をや
る時には更に大変で外国語の発音から詩の翻訳までしなくてはならない、しかも海外の合
唱曲って古語のラテン語が多いものだから結構大変な作業である。
「水のいのち」という名曲を完成させた高田三郎はこう語るとかなんとか
「私は楽譜につけた一一音
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