戯曲(習作つづき)/星☆風馬
がらゆらゆらしてたのよく憶えているのよ。ストーブの前でいつもゆらゆらしてた。気持ちよくていつの間にか眠ってるの」
龍児「おれは母ちゃんに抱かれてさつきの子守唄を聞いてたな」
龍児「(歌)さつきの子守唄(五木の子守唄の替え歌)」
父、母登場(母身重)
父「安寿子、きついんじゃないのか?ゆっくり、ゆっくりでいいんだからな」
母「あ、もう信号が赤になりますよ」
父「渡らなくていい。ここで待つんだ。次また青になるまで待とう
そうだ、役所に婚姻届を出したら地下の食堂でめしを食おう
あそこはカレーも定食も安くてうまいからね」
母「あら、本当に?うれしいわ。それって2人だけの結
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