題「戦場のメリー・クリスマスを聴きながら浮かんだ言葉」/ジム・プリマス
 
天使の邂逅

木蠹蛾が舞う

屹立する金色の光

強くない、むしろ淡い光

手にした地図の欠片は

空しく潰え

瓦礫の広がる地の球に

ただ立ちすくむ

頭上には回転する天球

荘厳な旋律を奏でながら

言葉ではどうしても

辿りつけない世界


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