あなたの胸で目を閉じたい。/小鳥遊儚
男の人って
あたたかいのね
わたしはパパをしらないから
こんな匂いがするのかもって
思っちゃう
ほんとはね
あなたをすきになったのは
大きくて広くて
包まれる安心を欲しかったからよ
いまじゃあなたがいないと息もできない
わたしはつよくなったのか、よわくなったのか
わからないよ
でもあなたに会えてよかった
あなたの胸がわたしの家
あなたの声がわたしの子守うた
こんなに深く息してる
息してる
ずっとこのまま
ずっとこのまま
あたたかいままで
戻る 編 削 Point(1)