ありふれた休日の午後/
番田
何も考えることもなく
歩いていた
通りを
*
左手には情熱
右手には夢
何の 確信もない
本を読んだ
ページをめくっていたけれど
何も 覚えていない
キムチを買い
アルミハンガー
無印で 握った つるつるの
**
車をかわしながら
部屋のドアー
強く 引いて 開いていった
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