いとしい子/
田園
いとしい子
「ぼくには何もないんだ」
私の子供が言った。
「そう」
と私は答えた。
私の子供は少し泣いて、
「なんでそんななの」
と言い返した。
「愛しているからよ」
私は答えた。
分かる?
わたしのいとしい子。
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