繰る朝/
瑠王
私は神の顔をしらない
そもそも顔なんてあっただろうか
腕があったのは覚えてる
私達がいたずらできないよう
光を装って抱え込んでしまう
あとは背中があったこと
繋ぎあわせの日常に迷いこんで
行き倒れそうになった夜
私は顔を押しつけて
肩越しに太陽を見たの
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