屋上から/すみたに
毒矢を構える 待ち人が
噴水の傍らで 翼を折り
畳むことない 不敬
平面へ滑り 落ちていく
知識人、 いつか
煙突が 影を伸ばし
林立した時、
黄色い毒の 飛沫がまか れる
窓辺から眺める 雲を 分析し
飛行船を 鋳造 する
タキシードを 着た 狩人は
蝙蝠傘で 隠した 象を自慢し
踊らされる象の 空腹は
満たされ ない から
翼をはやし て 黙って
生命線の途絶えた 場所 から
飛び立つ 建築され た 米穀
精巧な設計 二つとない扉
針穴を通る 小さな自由を
手に 入れるために
圧政を敷く精米機に反逆する
ラジオは 言う、
銃を手に 取れ、弾を込めよ
それが放送局 始めの祝福
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