胎羊/六崎杏介
 
 1
胎羊の産苦rossの降下to eS字の丘
は肢の丘 に無数のroseが水彩土上
が着地の合図 roseが切り裂く肢の輪舞
赤edなdeadに染まった丘の頂上の
十字より羊光が溢れid それは霊℃の愛の熱
roseを産んだ胎羊はropeにひかれてただのシープだった。
「ローズのソープを使いし慰撫には
        シープを忘れてはいけないよ、喝采!」


 2
私達は胎羊の遺児等を数える
ベッドで、テラスで、カフェで
柔らかい羊光の中に子羊を探している
羊光に包まれた白昼の微睡みに
羊毛で満たされた夢を視る為に
私達は胎羊の遺児等を数えている。
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