ゆうぐれの音/
朧月
ゆうぐれに向かってはしっている
かえっているのに
だんだん離れてゆくようで
君がならすおんがく
私のみみをこじあけて
はいるよ乱暴にむねのなか
せつなさをきざんでる
なにか後悔させられている
だれもがゆうやけに
自然のふりをしてそらから
省みろといわれてる
昨日と明日がつながる
このいまをあるけば
あやまちという名の橋をまた
渡らずにはすすめない
君がならすおんがくはいつまでも
むねにながれてゆく
戻る
編
削
Point
(9)