聖夜/
六崎杏介
赤錆の朱、剥離す 増す耽情
珠肉工場の壇上でキス
蝋人が ガス燈辞を読み上げる
冬の至りは 機械のコトリ
He等、ギィとCubeに帰る鳴き声は
球体関節の音叉の讃句
複眼のロ-バ、散見じゃ星も視えず
eS字道路で銅貨を数える
境界の 自慰線上で 聖歌隊
蟻ア蛾等リヤ酒ハキマセリ。
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