聖夜/六崎杏介
 
赤錆の朱、剥離す 増す耽情
    珠肉工場の壇上でキス

蝋人が ガス燈辞を読み上げる
   冬の至りは 機械のコトリ

He等、ギィとCubeに帰る鳴き声は
    球体関節の音叉の讃句

複眼のロ-バ、散見じゃ星も視えず
   eS字道路で銅貨を数える

境界の 自慰線上で 聖歌隊
    蟻ア蛾等リヤ酒ハキマセリ。
                。
               。。。
                。
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