足跡/
たもつ
石の言語
語られることのない
肉体の履歴
行間でさなぎは
静かに波となった
命のないものは
絶え間なく産まれ
命のあるものは
ただ数を数えた
都市を離れて
観賞魚の水槽へと
足跡は続く
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