理想と現実/清風三日月
う。
そして…
こんな小さなオルゴールでも
君が喜んでくれたら
嬉しいなと…
君が帰るのを…
待った。
期待と不安…
本当にドキドキしたのを…
今でも覚えている。
僕を気遣って
クリスマスプレゼントは…
スーパーで売っている
お菓子の長靴が良いなぁ…
と言ってくれた君。
本当に優しかった君。
イブの夜を共に過ごし
日付が変わると共に…
お菓子の長靴を…
君に渡した。
嬉しそうに…
お菓子の長靴を…
開けていた君は…
底に隠した…
オルゴールに気付き…
『あ!何かある!』と目を輝かせる。
『これ何?』と言いながら
箱からオ
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