虚しさを食べる/番田 
 

青い空が続いていた
僕は一人で長い間バスを待っていた気がする
疲れていた
一人で考えることの全てが虚しい


波の音を聴いた
そこへ緑の山の匂いが漂っていた
きっと もう訪れることのないであろう駅のホームで
このまま一人でいたいと思うときに思い出が駆けめぐる


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