木の葉の詩/番田 
 
僕は疲れていた
疲れていないはずはないのだ だけど 
そんなことを 雲の向こうに 考えていた気がする
ぼやけた 島が見えた気がした


人に会った気はしない
眠気が次第にやってきた
僕は それとも 昔のことが 楽しかったのだろうか    
わからないけれど こういった文が
愛しい 川の向こうを目指して   
人に読まれることなく流れていく

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