足跡/加藤
 
歩くとうしろに足跡がつく
これは紛れもない自分の跡だ

こんなものに惑わされて行くのはもういやだ
こんなものが自分のすべてだと思いたくない

今いることを思って
いたいのになぜだろうか
分からないけど
振り返る数ばかりふえていく

ほしいものはたった一つ
手に入らないものはたった一つ
なくなって見つけてまたなくす
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