朝の道/
朧月
朝から僧侶が
歳末助け合い とかかれた登り旗を掲げて歩いていた
助け合え
助け合え と歩いていた
その脇で
道をはく老人がいた
うつむいて
ほうきを使う老人の
背に太陽が反射していた
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