銀河/黒髪
 
流れゆく川のように
ゆっくりとした足取りの妖精達
昨日までの汲々とした世界から区別された聖性を掲げ
大地は誇り高く実りを告げる
冬の星座も宙高く
また来る聖夜には全てが始まる
すべての予感は意義深く
幼子の喜びは決しておごらず
すべての祈りが心に触れる
すべての人の数だけ心があるなんて
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