不整脈絡/木屋 亞万
素麺はすいすい泳ぐ箸などにすくわれるとはつゆとも知らず
うつくしくやさしいひとをひとりだけわたしのそばにおいてください
虫の鳴く声がキィキィ単調に響いてさして美しく無く
今までに積み上げてきた人生がいびつなまま傾いできている
閉ざされた空気を燃やし尽くしたら爆発を待つbackdraft
詩のための雨が降るなり死ぬために部屋を飛び出す遠い屋上
絵に描いた餅は餅ではないけれど餅より価値を持つこともある
川に歌ながし流れて次の日にゃ一文字たりとも残らないさ
セックスの後に罪悪感を持つよくあることさ(童貞だけど←)
JKは常識的に考えて女子高生のことだ
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