こぼれた あと/玉兎
 

かなしくて
なんだか どうでも いいような
ほうしんじょうたい

ともすれば しかいがぼやけて
かんたんな かんじょうやら
もつれあった きもちやらが
きゅうそくに そだっては しぼんでゆく

わたしは うしなって しまった
こころが こわい
あしたには もう こぼれた あとしか
のこってないかもしれないのが こわい



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