月夜の涙/
三田九郎
寒いとき
辛いときほど
月がきれいで悔しい
満たされているときほど
見えなくなるものがあるのかも
着込んでも寒くて
君とのことや
明日のことを思うと不安で
欠けた月があまりにもきれいで
きれいすぎて悔しい
涙がこぼれる
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