鳥と踊る/木の若芽
「鳥と踊る」
木の若芽
青い朝をうれしがる 小鳥が来て
荒れた庭が園になりました
屋根の上は舞台です
光もいっぱい
伴奏は風と鳥がいつも
さあ誰が誰と踊りましょう
たくさん鳥がいます
あちらに こちらに そちらにも
思い思いの それぞれの歌い方で
光をあびて あたたかさを集めて 楽しさを数えて
幸せを呼んで 喜びを待ち望んで
小さくても大きくても じみでもはなやかでも
みんなひとしく いのち満ちる空間に参じる仲間たちです
鳥の飛ぶ姿があんなに美しいのだから
わたしも美しく踊るように歩いていこう
背をまっすぐ 地と天を結んで
戻る 編 削 Point(2)