さまざまな世界を/木の若芽
「さまざまな世界を」
木の若芽
時がたつにつれて
どんどん雨は去り雲は消え風はゆるみ
るんるん光がさし空は青くなり空気はぬくもる
それがようくわかる
変わっていくのをじいっと
見て感じられることの
なんて確かな充実
昼歌うもの
夜香るもの
朝うたうもの
ああ とりどり さまざまな 世界を
今日青空が包んでいる
やさしい風がなでていく
みずいろに高くすんだ空
風嵐のなごり雲がうすく流れ
朝はまだおそるおそるだった鳥たちも
昼ちかくには思いきり飛び出した
コスモスはピンクと白
秋の桜はゆれやすい
学校
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