退社の詩/番田 
 

詩を書くことが
人の救いになればいい
そうはいかないのだとしても
そう 願っていた気がする

会社を辞めて
街の中で 何を求めて
歩いていくべきなのか だけど 僕は
わからなかった



詩を書くことは いつも きっと
自動的だった
そして 詩を書くことは
いつも そこで 意味を持たない



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