どこかに引っ越し/番田 
 

僕は逃げてきたのだ
目の前に 消えそうな夢を 見ていた
色々なことから そして  
僕は いつも 逃げ続けていた


いつもの投げやりな顔で
僕は支払わされたばかりの罰則金を噛みしめさせられていた
出来ることなら 今すぐ この街から 出て行きたい
だけど いつもの スポーツクラブの中から僕は出てきた


帰り道は いつになく とても 暗い
大型スーパーの看板の光を横切っていく時
新しい仕事は僕には向いていないように思わされた
だけど バス停の看板を目指して 僕は歩いた 

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