背を向けて抱き締めろ/
caligro3rd
君は真実
僕は虚構
君は嘘を吐かない
僕は嘘を吐く
君は「愛してる」という
僕は「幸せになろう」という
朝はすべてを照らす
夜はすべてを不可視にする
あらゆるものが背を向けあって(けれど背中に何者かの存在を感じながら)
その気配に、沸騰寸前のヤカンのごとく軋みながら、生きている
なぁ、ダーリン?
男と女はそういうものだろう?
嗚呼、僕はまた一つ嘘を吐いた!
戻る
編
削
Point
(0)