Prayer/文字綴り屋 ひじり
叫んでも叫んでも
どうにもならない
この痛みをこの苦しみを
人間を超えたものが存在するのなら
どうかお願いだから
俺から取り除いてくれ
泣いても悔やんでも
どうにもならない
この痛みをこの苦しみを
人間を超えた力があるのだとしたら
どうかお願いだから
俺を助けてくれ
目を閉じても
目を開けても
俺の前にはいつも幻の女がいる
無邪気な笑顔で繰り返す言葉
「あなたを愛してる」
俺は業火の中で至福の喜びを見つける
どうかお願いだ
あの女の笑い声だけでもいい
あの女の笑顔だけでもいい
あの女の眼差しだけでもいい
ただ1つ たった1つだけでもいいから
俺に忘れさせてくれ
そうすれば俺は朝が来るたびに
涙を拭わずにすむだろう
狂ったように笑わずにすむだろう
そして
あの女をまだ愛してると叫ばすにすむだろう
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