宇宙人のしわぶき(二)/
信天翁
入道雲をたたえ
湿舌を呼びこみ
晩夏を告げている
つくつくぼうしのひと鳴きを聞く
木陰を濃くした公園の広場
その許で
こどもたちは流れる時に邪念がない
素朴な立居振舞で・・・
あゝ もはや老耄のおらには
叶わなくなった
リグレットに染まったパビリオンの償却も
カルマに支配されたオブジェの完成も
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