君と見ていた川/itukamitaniji
きなかったんだ
世界は嘘っぱちなまま それでも回り続けるなら
僕は変わらずここにいる そう誓ったけど
嘘みたいな朝焼け
凍りつきそうな水面
突然のドシャ降りとか
強く結んだ約束
止まってるように見えた 川もちゃんと動いて
君の涙も僕の涙も 最後の海へと流していった
創り続けた物語は もはや僕らの手を離れて
誰も読まない 薄汚れた本の隅で暮らしている
ちょっと泣いてた君も ちゃんと笑ったんだっけ
僕はどうだろうな 相変わらずかもしれないけど
それで良いんだよって 君が言ったんだっけ
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