弦月/empty
光にはつるもの
光の布陣
永遠を誘う掌
海潮の平穏な媚態に
永遠の性的な意匠を求めて
無限の荒野を垂直に流れる虹
記憶の曖昧な過程から現‐視野の実存へ
光が四方八方から流れて
媚態のエスキス
光の負傷
有論的過程のcosmos
渡し舟のように
/
記憶から抉じ開けられた永遠の措定と遡行
「わたし」から「わたし」へ
実存に渡すべきもの
光と闇の混淆/そこにはないもの、を
賊なうことなしに意匠すること
焼け跡から爛れ落ちるエスキス/死の意匠へ
無限の廻廊から微笑の連弾
過程の無意味が浮き彫りになり
同時に明瞭な視野がそこなわれるこ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)