尖閣諸島は我々のモノ、蒼井そらは世界のモノ/Ohatu
 

 くそ、間に合わないか。
 ああ、いっそ、そらちゃんに。いや、それはだめだ。
 そらちゃんが汚れてしまう。
 僕の大事なそらちゃんが。

 そんなとき、奴らのうちの一人が、僕に寄って来た。
 我明白你的心情。
 そう言うと、网吧のビラの入ったポケットティッシュを手渡した。
 そのときは、もう何も考えられずとにかくティッシュを出そうとした。
 片手でティッシュを出すのは、なかなかに難しい。
 そうするうちに、
 あ、

 ああ、

 間に合わなかった。
 恐れていた事態、そらちゃんに僕の不浄なザーメンが。
 そらちゃん、妊娠しちゃう
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