官能ラプソティー/乙ノ羽 凛
「人の温もりがないと眠れないの」
と始まった添い寝生活
真夜中のチャイムが鳴らなくても
ヒールの音で君だってわかる
高鳴る鼓動、加速する想い
そしてドアを開ける
俺のTシャツを着て寝る準備を始める君
ダボダボのシャツからチラチラと見せる太ももや胸
俺の欲望が疼くキミヲダキタイと
「後ろから抱きしめて」
と言う君の指示通り俺は優しく抱きしめる
今日はこっち向かないんだと落ち込む俺に
君の寝息と君の温もりが拍車をかける
小さな肩ですうすうと立てる寝息
それさえも俺を欲情させる
髪から香る匂いも俺を苦しめる
汚したい果てさせたいと
君がこっちを向いて寝るときは
抱いてのサイン
君は乱れて頬を染まらせて出す声も
俺に滴る汗も散っていく汗も
堪らなく官能的で
狂おしい位、君が愛おしい
変な関係だけど君が満足してくれてるならいいんだ
でも君が深い眠りについた時に背中に指でそっと
好きって文字を書いてるの君は気づいてる?
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