泳ぐ星たち/マーブル
リーン リン
リーン リン
星達が銀色のベルを
ほんのり微笑みながら
揺すり始めましたのは
真夜中3時頃のことでした
星旅をしに来る人々を
快く招きます
遥かとおい頭上から
見上げる人々すべてに
そのベルの響きは
届けられました
時にわたくしは
星ぼしの溜め息が
ふうっと零れ落ちるのを
この小さな耳で
聞いたことがありました
それは夜空のもっともっと
高いところでシャンパンの
気泡のようにゆらりと
昇って行くようでした
宇宙の暗い暗い片隅で
そっとその気泡は
生まれでて
新しい星が誕生するのではないかとわたくしは
思いました
夜空は時折
海の底なのではないかとも
思うのです
だっ
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