World's end's rain./雅寛
 
りに降る癒しの雨。
星が孤独な死に泣く悲しい雨。
それは確かに乾きを潤し、
皮肉にも終わりを告げる。

降り注ぐ雨の中、君と散って、
祈りを捧げる必要はもう何処にもない。

降り注ぐ雨の中、君を夢見て、
生きる事を選んだ誇りに静かに目を閉じよう。

世界が終わる時も、
君の夢を見ていたい。
幸せな結末だけが、
全てじゃないさ。
破れかぶれの僕達は、
息を殺して目を閉じた。

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