私は問う 闇雲に/黒ヱ
流れていく この水の流れは何処まで行くの
歩き続けて 何処まで行くの
いつか疲れて立ち止まる場所 そこは一体 何処なの
『ねぇ、見て
貴方は知らないでしょうけれど
きっと、これが
そう、愛なのでしょう・・・。』
白く美しい貴女が言った
どれだけ悲しみを覚えたら 悲しくはなくなるの
いつまで寂しさに耐えたら 寂しくはなくなるの
どれほど弱さを見せれば 強くなれるの
幾ら 人を傷つければ 人は安心できるの
何を知れば ある者は無い者の気持ちが分かるの
『綺麗に落ちたのは、月の満ち欠け
いつか、いつか貴方にも分かる日が来るから』
肌より白い 服と帽子を靡かせて
どれほど混ぜれば 黒は白になるの
いつまで待てば 期待は結果になるの
どれくらい好きになれば 気持ちは愛になるの
ねぇ どうして
人は 人を嫌うの
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