花一輪/HAL
 
んてなくて
あたしがどんな花を咲かせたたい場所は
自分でみつけるしかないことを

そこであたしはあたしが選んだ雄蕊を受け入れて
あたしだけの花を咲かせることが
あたしの夢だとやっと分かったの

だからだれに高望みだと言われても
そんなことをしていると手遅れになると言われても
そこをみつけるまで風に漂うことを
やめないと決めたの

そこは花園と呼ばれる場所でなくていい
ぽつんとあたしだけが咲く所だって構わない
それしかあたしだけの花を咲かせることが
できないことがやっと分かったから

そう あたしにもあなたにも自分の花を咲かせる場所はあるの
けれど それはあたしやあなたが自分でみつけるものなのよ
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