霊魂の愚痴/yamadahifumi
 
色々な事を空しいと感じながら
僕たちは死んで行くだろう
あれほど楽しかった思い出も
あれほど悲しかった思い出も みんな
自分の見につかなかった 誰か
他人の経験のように感じながら
みんながこうすれば楽しいだろう、と考える
みんながこれが正しいことだ、と考える
そしてそのどれ一つ身にならず
それはまるで他人の経験のように感じられたまま
僕達は死んで行くだろう
そして死んでも霊魂のまま
ぶつぶつと愚痴を言っているのだろう
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