記憶/
文字綴り屋 ひじり
真夏の太陽は灼熱
真夏の月夜は極寒
滑り落ちる足元
凍りつく指先
メビウスの輪のように繰り返される情熱と冷血が時間を弄ぶ
目を閉じることも許されず
目を見開くことも叶わず
全ては時の女神が紡ぐタペストリーに成り果てる
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