新しい生きものになったように/木の若芽
「新しい生きものになったように」
木の若芽
土に生えたい
かたばみ、ひるがおのように
土の養分を吸いたい
みみずのように
光を浴びたい すずめ、むくどりのように
みんなきらきら光ったり歌ったり なんたって
生きてる
わたしも わたし という新しい生きものになって
自然のいとなみの仲間に加わる
できるだけ裸に近い姿と心で
木の幹は頑丈だけれど
葉はとても柔軟だ
私の信念も頑丈に
そしてとる方法は柔軟に
それでこそよい歌が歌えよう
木が喜ぶことは 鳥にとっても喜びで
鳥が喜ぶことは 人にとっても喜びだとせよ
勇気を友にするため
今日も木々に会う
素直を宝にするため
今日も空を仰ぐ
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